NO MORE TRAGEDY

小山田亮はNYで語学留学中にニューヨーク市警のパトカーに撥ねられて、24歳の若さで命を落としました。遺族は亮の死に関する真実を明らかにするために、ニューヨーク市警とパトカーの運転手を相手に訴訟を起こしています。このブログでは亮の事故に関係する記事を投稿しています。ウェブサイトもご覧ください。http://oyamada.weebly.com/

NYから写真を頂きました

NYの亮君のルームメートの方から、今日の事故現場の写真を頂きました。(ありがとうございます。)今日も、綺麗なお花を供えてくださっています。

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日本からお花を供えに行く事がなかなか難しいので、こうしてお花を供えてくださり、事故が風化しないよう、綺麗に事故現場を掃除してくださっている事、亮君の友人として、本当に感謝しています。

 

 

 

下の写真は少し前のものになりますが、5月にご家族から頂いた、NYの事故現場のメモリアルペインティングの写真です。これは3月にNYTime’s upという団体が、NY市警の交通事故調査の現状に対し、疑問を投げかける為の活動の一環で行なったペイントです。

 

亮君の他にも、交通事故で亡くなったTenzin Drudakさん(16歳)の事故現場など、合計8人の通行者と自転車走行者が亡くなった事故現場にもペイントが施されました。

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Time’s upKeegan Stephanさんは、次のようにコメントをされています。

 ”By declaring ‘no criminality suspected’ within hours of deadly crashes and yet refusing to release their investigations, the NYPD is whitewashing traffic violence to the public, withholding potentially emotionally-healing information from grieving families, and robbing safer-streets activists of the information they need to best advocate for a livable city."

 

 

「死に至るような事故から数時間で、「犯罪性無し」と発表し、調査について明かす事をも拒否する事で、NYPDは一般市民に対し交通暴力に関する情報を隠蔽し、悲嘆に暮れる被害者家族には、傷を慰めうる調査情報を公開せず、安全な街の実現を支援する交通安全の活動家からは、活動に必要な情報を知る機会を奪っているのだ。」

 

 

下記は関連記事です。

http://www.streetsblog.org/category/community-organizations/times-up/

http://gothamist.com/2013/03/15/illegal_street_memorials_mark_spots.php#photo-1

 

 

 

 今月12日朝にも、Queens交通事故があり、10代前半の生徒達が足や背中に重傷を負いました。歩道を歩いているところに、明らかに車が突っ込んできている様子が映像には残っています。しかし、この事故も運転手に対し責任が問われていません。

 

 

 Stephanさんのコメントにあるように、深刻な事故であっても詳しく調査されず、犯罪性無し、と早々に発表される事、そして、その捜査について不透明なまま、警察の一方的な説明のみが、公表される事はおかしいと感じます。

 

 

それは市民に真実が伝わらない状況を生み出し、また、加害者の過失について正確な調査がなされていなければ、加害者に罪があっても、罪を問うことが出来ない状況を生み出します。そして、このような処理の仕方が繰り返される事は、事故再発防止には繋がらず、また、被害者やその家族の人権、知る権利を侵害していると思います。

 

 

下記は事故の関連記事です。http://gothamist.com/2013/09/13/no_charges_for_running_over_schoolk.php

http://www.dnainfo.com/new-york/20130912/maspeth/car-plows-into-four-people-near-queens-school-fdny-says/video/438245/1

 

 記事の下にはNY市民からのコメントが寄せられており、この現状を変えるべきだ、という意見も見られます。人々から、現状に対し、「おかしい」という声が上がっているのにも関わらず、この状況がなぜ変わらないのか、不思議でなりません。    

f:id:help_oyamada:20110816184610j:plain                                                                       Photo by Ryo's friend