NO MORE TRAGEDY

小山田亮はNYで語学留学中にニューヨーク市警のパトカーに撥ねられて、24歳の若さで命を落としました。遺族は亮の死に関する真実を明らかにするために、ニューヨーク市警とパトカーの運転手を相手に訴訟を起こしています。このブログでは亮の事故に関係する記事を投稿しています。ウェブサイトもご覧ください。http://oyamada.weebly.com/

英語記事訳

裁判終結のご報告

小山田さんの裁判が和解終結する事が、5月30日に法廷に報告されました。そのことが幾つかのメディアでも書かれました。(記事の下に添付しています) 和解に至った経緯について、ご家族は、緊急走行であったと警官が主張すればその信憑性は問われないという現…

改善なく容認され続ける警察のあり方③

前回、前々回の投稿では、警察による死亡事故の実例、そしてその件数が過去15年間減ることがなく繰り返されている原因を探りました。 日本に住んでいると、遠い国のことのように感じられるかもしれませんが、小山田亮君のご家族にとっては決してそうではあり…

改善なく容認され続ける警察のあり方②

前回の投稿では、警察により起こされる死亡事故の実例を詳しく書きました。 それでは、どうして多くの抗議活動が起こっているにも関わらず、警察が起こす死亡事故は容認され続けているのでしょうか。 まず一つには、2001年に起きた9•11以降、強い警察が求め…

改善なく容認され続ける警察のあり方①

日本でも、アメリカで起きている警察が黒人を撃つ事件がたびたび報道されるようになりました。抗議しても抗議しても、同様の事件が起こり続け、人々の怒りはピークに達し、警察を撃つ人まで現れてしまうという現状です。 私も先日、会話の中で友人と「何で警…

最近のNYでの判例

ご無沙汰しています。小山田亮君の裁判に関してはお伝えできるような動きが少なく、ブログ更新が滞っていました。今回は、亮君の裁判の進展への願いをこめて、希望が持てるような判決が下った2つの判例について紹介したいと思います。 一つは、以前にも何度…

公聴会の結果を受けて

2月21日小山田亮君を轢いた警官に対する安全公聴会が開かれました。(前記事) 3月17日付けで、NY地元紙、Gothamistにその結果に関する記事が掲載されましたので、その訳をここに掲載します。 // <a href="h…

事故の報道まとめ

2月21日のメモリアル、2月23日の公聴会は、ニューヨークや日本のメディアで報道されました。 特に映像だと事故の経緯、問題点などが分かりやすいと思いますのでよろしければご覧下さい。 ▼映像 TBS(日本語) 邦人留学生死亡事故2年で追悼式、真相究明訴え…

公聴会が終了しました

2月23日、小山田亮君を轢き、死に至らしめた運転手、警察官ダレン・イラルディーの運転免許維持を巡る審理がJFK近くのDMVオフィスで無事に行われました。 photo by Koki Takahashi 2年前の事故発生から、ずっと亮君の事故を追い続けているGothamistから公聴会…

DMVによる審理開催を求めて

法で求められているにも関わらず、未だ行われていないDMVによる審理を亮君の家族が要求している件について、Gothamistから記事が出ました。 <a href="http://gothamist.com/2015/01/09/ryo_oyamada_hearing.php" data-mce-href="…

ずさんな事故への対応

ファーガソンで警官に撃たれて亡くなったマイク・ブラウンさん、ニューヨークで警察に取り押さえられる際に警官に首を絞められてなくなったエリック・ガーナーさん。両事件では、事件に関わった警官が共に不起訴となりました。これらに対する抗議デモでアメ…

市民が求める法執行の形

先日、NY TimesにFamily for Safe Streetのメンバーであるダナさんの意見が掲載されました。そのタイトルからは、ダナさんの悔しさと緊迫したメッセージが感じられました。 ビジョンゼロ政策(10年間でNYの交通事故死亡を無くすという目標の政策)を公言し、…

事故現場からのリポート

以下はニューヨークのメディア、Pix11で放送された小山田亮君の事故現場からのレポートです。亮君の友人が、日本語の字幕をつけてくれたので、ぜひご覧ください。 ニュースの中では、小山田さんの弁護士、スティーブ・ヴァカロ氏もインタビューに答えていま…

証拠ビデオに見られる多くの疑問点

昨日、8月21日で、亮君の死からちょうど1年半が過ぎました。 今アメリカ中で、警察の横暴へ非難が強まる中、小山田さんの弁護士が独自入手した亮君の事故直前の様子を捉える監視カメラ映像を公開しました。 そのビデオについて書かれた記事が、NYのメディアG…

ついに映像が明らかに!?

前回の記事からわずか数日ですが、亮君の事故に関してまた新しい記事が掲載されました。 先日、小山田さんの弁護士スティーブ・ヴァカロ氏が亮君の事故直前の監視ビデオと言われている映像の内容について、NYのメディアにコメントしました。 // 投稿 by Goth…

亮君の最新記事

皆様、先日は署名にご協力いただき、ありがとうございました。 皆様のお力添えのおかげで、先日無事、NY市議会で市内の制限速度を25mph (約時速40km)にする法律が成立しました!この法律により、交通事故死や重大な損傷に至る事故は、減少に繋がることと思い…

裁判の進展へ向けて 

亮君の事故についての記事が出されました。亮君の家族は、新しい弁護士と裁判を闘っていくことを決断されました。新しい弁護士スティーブ・ヴァカロ氏は今回メディアに裁判所に提出した文書を公開しています。 // 投稿 by Gothamist. 以下、記事の訳です。 …

またも繰り返されるNY市警の事故ー食い違う目撃者との証言

残念ながら、またNY市警が交通事故を起こしました。 パトロール中のパトカーが歩行者をはねた、という事故ですが、今回の事故でもNY市警と目撃者との見解が明らかに違います。 こちらの記事にも亮君の事故について触れられていますが、NY市警が自分たちに…

NYの交通事故の現状

“ It’s Too Easy to Kill Pedestrian in New York City” これは、今月5日Village Voiceの出した記事のタイトルです。 直訳すると“NYで歩行者を殺す事はとても簡単”となりますが、NYの交通事故の実状が伝わります。 今回はそのことについて書かれたこの記事…

NYメディアの記事

NYで留学中だった小山田亮君が亡くなってから、8月21日で半年が過ぎました。 (写真:小山田亮君) その節目の日だったということもあり、NYの報道機関であるGothamist、DNAinfo、Queensbridge.usで亮君の記事がでました。そのうちの一つ、Queensbridge.usの…