NO MORE TRAGEDY

小山田亮はNYで語学留学中にニューヨーク市警のパトカーに撥ねられて、24歳の若さで命を落としました。遺族は亮の死に関する真実を明らかにするために、ニューヨーク市警とパトカーの運転手を相手に訴訟を起こしています。このブログでは亮の事故に関係する記事を投稿しています。ウェブサイトもご覧ください。http://oyamada.weebly.com/

私達にできること

 亮君はニューヨーク市警のパトカーに轢かれ、命を落としました。(事故に関する詳細はこちらをご覧ください。)もし一般市民が同様の事故を起こしたなら、その人は起訴されることでしょう。しかし、運転手であったDarren Ilardiは緊急走行中だったということを理由に、ニューヨーク市警での仕事さえ失っていないのです。サイレンを鳴らして、赤色灯を点けて走行していれば、そのパトカーの運転手は歩行者や他の車には注意を払わなくてもいいのでしょうか。

 

 亮君の事故に関してある弁護士が法律に絡めて解説している記事を見つけました。その記事によると、ニューヨーク州法1151条には「いかなる歩行者も、車が道を譲ることが不可能なほど近づいているのも関わらず、歩道の縁石などの安全な場所を突然離れ、その車の進路に向かって歩いていったり、走っていったりしてはならない。」とあります。さらに、同じく1152条には「全ての歩行者は、横断歩道以外の場所で道路を横断する際、道路を走る車両に優先通行権を譲渡しなければならない。」と記されています。そして、その弁護士は「遺族の弁護士はどうして運転手は衝突を避けることができなかったのか、あるいは制限速度は守られていたか、他のことに気を取られていなかったか、無謀な運転をしていなかったか、などを検証しなければならない。」と述べ、記事を締めくくっています。

 

 遺族の弁護士であるChris Fitzgerald氏は、もちろん以上の点についての検証に取り掛かっています。もしこの事故について見た、あるいは目撃者から話を聞いた等あれば、Fitzgerald氏にご連絡をお願いいたします。(電話(646)580-3489Eメールinfo@CHFLegal.com

 

 また、この事故はニューヨーク市警という公共機関によって起こされた事故です。事件の早期解決・同様の事故の再発防止のために関係機関に我々の声を届けることはとても重要になってきます。ニューヨーク市市議会議員,ニューヨーク州下院議員上院議員、そしてニューヨーク第12区選出の国会議員Carolyn B. Maloneyに事故の調査協力依頼など、皆様の声を届けていただければ幸いです。

以下は、事故が起きたエリアの担当の、ニューヨーク市市議会議員、州下院議員、上院議員のリストです。

 

マイケル・ブルームバーグ市長からはお返事をいただける可能性が低いですが、たくさん声が集まれば何か動いていただけるかもしれません。(マイケル・ブルームバーグ市長コンタクトフォーム)以下のリンクで私が以前書いたマイケル・ブルームバーグ市長宛ての手紙がご参照いただけます。

 

マイケル・ブルームバーグ市長への手紙(日本語)

マイケル・ブルームバーグ市長への手紙(英語)

 

 (文責:AM)

 

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