NO MORE TRAGEDY

小山田亮はNYで語学留学中にニューヨーク市警のパトカーに撥ねられて、24歳の若さで命を落としました。遺族は亮の死に関する真実を明らかにするために、ニューヨーク市警とパトカーの運転手を相手に訴訟を起こしています。このブログでは亮の事故に関係する記事を投稿しています。ウェブサイトもご覧ください。http://oyamada.weebly.com/

亮君の裁判の進行状況

小山田亮君の事故以降、その情報開示に関してなかなか進展がありませんが、少しずつ、裁判の手続きなどが進んでいます。少しではありますが、その現状についてご報告します。

 

まず、小山田さんの弁護士は、現在までに2回、NY市警の代表者とPre-trial conference(裁判前に双方が集まり、訴訟手続きの概要を示し、係争点を明確にする会議)を持ちました。そして今年中にもう一度その会議が行われる予定です。しかしながら、この会議においてもNY市警は未だ「事故は調査中」ということを理由に新しい情報を出してきていません。

 

また、亮君の事故から実に半年が経過した今年の8月に亮君の検死結果が保険会社を通じて小山田さんの元に届いたそうです。

  

このように亮君の死に関する裁判は、ゆっくりながらも少しずつ進んでいます。どうか、この事件を風化させないようにご協力をお願いいたします。家族を失って、その真相も明かされない、このような不公平が横行しないよう訴え続ければ、いつかニューヨーク市も、街が安全になるように努めてくれるかもしれません。そして、小山田さん一家のように、家族を失って、さらに理不尽な闘いをしなければいけない人が減るかもしれません。

 

前回、マシューさんについての記事を書いた後、マシューさんの母親のエリカさんとお話する機会がありました。エリカさんはマシューさんの死から二年経った今も深い悲しみの淵にありました。子どもを失った親の悲しみが晴れる日など来ないかもしれません。しかし、エリカさんは気丈にも、小山田さん一家を気づかい、励ましの言葉を送ってくださいました。エリカさんはこの不正義に立ち向かっていくことが、残された家族の義務であり、マシューさんもそれを望んでいると信じていらっしゃいました。それは、小山田さんたちが亮君の死に対して感じていることでもあります。

 

 マシューさんの家族は、カナダに住んでいて、マシューさんの死亡事故以来、何度もニューヨークを訪れていらっしゃいます。ご遺族のホームページでは、それに伴う旅費の募金を募集していらっしゃいますので、ご協力いただければ幸いです。http://mathieulefevre.org/

 

このブログでは、亮君の事故や、類似する事故についての情報をお届けしています。このウェブサイトをお友達やご家族にご紹介いただけるよう、ご協力をよろしくお願い申し上げます。

 

 

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Update; Ryo's case - NO MORE TRAGEDY