NO MORE TRAGEDY

小山田亮はNYで語学留学中にニューヨーク市警のパトカーに撥ねられて、24歳の若さで命を落としました。遺族は亮の死に関する真実を明らかにするために、ニューヨーク市警とパトカーの運転手を相手に訴訟を起こしています。このブログでは亮の事故に関係する記事を投稿しています。ウェブサイトもご覧ください。http://oyamada.weebly.com/

ニューヨークにおける法定速度に対する署名

ニューヨークで活動している「Families for Safe Street」というグループについて以前お伝えしましたが、このグループに亮君のご家族も参加されています。このグループは、交通事故により家族や大切な人を亡くした方々や、実際にご自分が事故を経験された方々で構成されており、自らの経験をもとに、交通事故を減らす為の活動をされています。

 

今月初旬ニューヨーク州の州都であるオールバニーで、ニューヨーク市内の法定速度の時速20マイル(約30km)設定実現をめざし、このグループを中心とした署名活動が行われました。この日、150人以上が参加し、署名を集めました。

 

この活動の成果とともに、ニューヨークでは交通安全の重要性への認識が高まっています。先日、New York Timesでは編集者自身の事故の経験を綴る記事が掲載されました。この記事はどのように事故に合い、どこに運ばれ、事故後の心情はどのようなものであったのか、などが詳しく書かれており、非常にリアリティのあるものでした。ニューヨークでは毎年7万人以上の人が交通事故に合っています。その現状に対し、今回Families for Safe Streetが集めている署名は、市内法廷速度を20マイルに制限しよう、と呼びかけるものです。ニューヨークのような歩行者の多い街では、20マイルは十分なスピードと言えるのではないでしょうか。少し車がスピードを落とす事で、死に至る事故、そして事故そのもは削減でき、毎年事故により傷つく人は確実に減ります。私達がいつも路上を共有している人々の一人一人が、誰かの愛する尊い人であるという事を私達は忘れてはいけないと感じます。

 

少しでも路上の平等が実現される事を願い、ここに署名についてのリンクを掲載させて頂きます。このリンクをシェアしていただけるとありがたいです。