NO MORE TRAGEDY

小山田亮はNYで語学留学中にニューヨーク市警のパトカーに撥ねられて、24歳の若さで命を落としました。遺族は亮の死に関する真実を明らかにするために、ニューヨーク市警とパトカーの運転手を相手に訴訟を起こしています。このブログでは亮の事故に関係する記事を投稿しています。ウェブサイトもご覧ください。http://oyamada.weebly.com/

来週開かれるDMV審理 ※時間変更のお知らせ

今週21日で亮君が亡くなってから2年を迎えます。

ようやく、2月23日 午後1時から、亮君を撥ねた運転手の免許維持について、DMVによる審理が開かれます。(当初午前9時と予定されていましたが午後1時に変更されました。)

 

今回のDMV審理開催について、先月(2015年1月)地元メディアにより記事が書かれました。

gothamist紙

http://gothamist.com/2015/01/16/ryo_oyamada_dmv.php

 

DNAinfo

http://www.dnainfo.com/new-york/20150116/long-island-city/dmv-hearing-review-police-car-crash-that-killed-japanese-student

 

これらの記事には、このDMVによる審理が通常、警察の調査報告書から構成されるものである事が書かれています。

亮君の事故の加害者は警察そのものである為、この審理が警察の隠蔽を正当化するものにならないよう、家族側に加害者の過失を示す証拠を提示する事が許可されるかどうかが問われており、家族側の弁護士が現在DMVに被害者側が証拠を提出できるようリクエスト中であると書かれています。

現在ニューヨークで進行中の、交通事故とその調査への扱いにおける改革についても書かれており、亮君の審理が進行中の改革にとってワンステップとなる可能性にも触れられています。

 

ーー<記事抜粋>-------------------------------

家族側の弁護士は、警察側が彼らの組織の一員を守るために故意に隠蔽に関与したと主張している。「この審理は、我々が受け入れていない警察の内部調査部の報告を、DMVが承認するだけの形式的なものにもなり得るし、もしくは、家族側が独自に入手した警官の過失と無謀運転の事実を示す証拠を提示する機会にもなり得ます。小山田さん家族は、審理の内容に失望し得ることは覚悟しているが、それと共に、この審理そのものが、他の交通事故被害者にとって重要な一歩となる事も理解しています。」と家族側弁護士のスティーブ・ヴァカロ氏は話した。

また、ヴァカロ氏は、「小山田さんはDMVの対応に進展が見られた事を喜び、この審理が与えられた事に感謝している。」と述べ、DMVには過去に審理を延期させてきた歴史がある事にも触れた。家族は、同じく2013年に亡くなった3歳の少女アリソン・リャオちゃんの事故における市民の反応を知り、この公聴会を要求することを決めた。リャオさんの家族は、DMVが運転手の違反切符を無効とした後にもかかわらず、今月(1月)初め公聴会の機会を得ていた。

「小山田さんは、交通事故やその調査に対する扱いに対して、改善に向けての動きがあるという事を理解している。たとえ公聴会の場で得るものが何もなかったとしても、今回この審理が開催されることになったこと自体が、交通事故対応の改善に向けての動きやビジョンゼロ政策の実現への足がかりになるだろう。」とヴァカロ弁護士は話す。そして家族が亮さんを死に至らしめた警官と対面する可能性にも期待していることを付け加えた。

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記事の通り、亮君の家族は、今回の審理で事故を起こした警官と初めて対面することとなります。

数々の隠蔽の疑惑によって長く遠ざけられてきたこの事故の真実に、ご家族が直接触れることが出来るかもしれない大切な審理です。

審理の参加について、亮君のご家族には計り知れない思いがあることと想像できます。

この審理が真実へたどり着くための大きな一步になるよう、私達も祈りながら見守りたいと思います。 

 

DMV審理とメモリアルの予定は下記の通りです。 

DMV審理 ※時間の変更がありました。

2月23日 午後1時より

DMVクィーンズサウスオフィス

 

追悼のメモリアルサービス

2月21日 午後6時より

亮君の事故現場ー40th Ave. & 10th St. Queens

 

両日ご都合のつく方は、上記日時に亮君のご家族の支援に足を運んで頂ければ幸いです。審理とメモリアルへのご参加をよろしくお願い申し上げます。

 

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